イタリアなど地中海沿岸で雷雨　寒冷渦の影響で大気の状態不安定

28日(金)まで影響が続く

上空5500m付近で−24℃以下の強い寒気を伴った低気圧・寒冷渦がイタリア付近を進んでいます。周辺では大気の状態が不安定で、イタリアの南部や対岸のクロアチアなどでは現地時間の26日(水)朝から雷を伴った強い雨が降っています。多い所では12時間で60mm超の雨を観測しました。

寒冷渦は動きが遅いため、現地時間の27日(木)も雨雲の発達しやすい状況が続く見込みです。イタリアの雨の中心は南部から中部へと移り、特にアドリア海沿岸で雨の強まる可能性があり、ギリシャにも次第に活発な雨雲がかかるとみられます。

28日(金)頃まで寒冷渦の影響が続く見通しで、各国の気象当局は強い雨や雷に関する注意報・警報を発表し、警戒を呼びかけています。
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