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世界の2月の気温は過去3番目の高さ 北極の海氷は過去最小 米海洋大気庁

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2025/03/15 09:27 ウェザーニュース

NOAA・アメリカ海洋大気庁は2月の世界の気温について過去3番目の高さであるとの解析結果を発表しました。北アメリカなど平年より低い地域はあったものの、世界的には高温傾向が継続しています。

アメリカは大寒波の影響で低温に

世界の気温は20世紀の平均よりも1.26℃高くなりました。昨年(+1.41℃)、2016年(+1.34℃)に次ぐ2月としては過去3番目の高さです。

地域ごとの違いは大きく、ロシアなど北半球の高緯度の地域で平年を大幅に上回りました。その一方でアメリカ中部からカナダ西部は平年よりも大幅に低く、東ヨーロッパや中東、中国などは平年よりも低くなっています。

北半球の高緯度で高温になったことで北極の海氷は非常に少なく、過去最も少ない水準でした。

なお、NOAAの組織であるNCEI(国立環境情報センター)は2025年の世界の年間気温のランキング見通しを更新し、現時点では最も暖かい年になる確率が1月時点の7.1%から4%に低下しています。

日本の2月は西日本を中心に平年より低い

日本の2月の平均気温は、都市化の影響が比較的小さい全国15か所の代表地点の観測値の平均で−0.46℃でした。相次ぐ寒波の影響で平年を下回っています。

世界の傾向と同様に地域差が大きく、寒波の影響を強く受けた西日本では平年よりも2℃以上低くなった地域があり、北海道ではオホーツク海側を中心に2℃以上高くなった地域がありました。
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